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現在急増中!女性の薄毛・抜け毛は放っておけない!女性の薄毛の種類。

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 仕事を持つ女性が増える現代、家事や育児などによるストレス、晒される紫外線の影響などで、男性と同じように薄毛や抜け毛に悩む女性が世界的にも急増しています。日本の女性でも薄毛や抜け毛に悩む方は1,000万人近くいると云われ、10人に1人が毛髪に悩みを抱えていることになります。ここでは、“女の命”と云われる大切な毛髪について、薄毛・抜け毛の種類や原因から、その対処療法を探ってみました。

薄毛・抜け毛の原因

 男性のいわゆる”ハゲ“と違って、女性は「最近、髪のハリやコシがなくなって、分け目が目立つ、髪が細くなってきた」と自分で判断して悩まれることが多いようです。男性は「育たない脱毛」、女性は「生えない脱毛」と云われますが、まずは、その一般的な原因からご紹介します。

原因は発毛サイクルから

 一般的に、髪は1ヶ月に約1.2㎝、1年で15㎝程伸びると云われています。でも、永遠に伸び続けるわけではなく、ある時期が来れば抜け落ち、また新しい髪に生え変わると云う一定の流れを繰り返します。この生え変わりは「ヘアサイクル」と呼ばれ、平均4~6年周期で繰り返されます。毛髪1本毎のサイクルが異なるので、いっぺんにたくさんの毛髪が抜け落ちるというようなことはないのです。それが、”薄毛“の状態では、このサイクルが短くなり、深刻な場合、数ヶ月で抜け落ちてしまいます。その結果、多くの毛髪が抜け落ちて、全体的に髪が薄くなったように見えてしまうのです。

薄毛・抜け毛に影響するものは?

 男女に関わらず、薄毛・抜け毛を引き起こす大きな影響には「ホルモン」「環境」「生活習慣」の3つがあります。昔から薄毛・抜け毛には遺伝的要素(体質)が深く関わっていると云われてきましたが、女性の薄毛・抜け毛の原因にはならないと判っています。環境で髪に影響を与えるものとして、問題とされる紫外線などの環境要因のほかに、普段使用しているヘアケア製品による刺激も原因となっています。髪に良かれと使ったのに、成分や使い方によって逆効果になる恐れもあるので注意が必要です。カラーリングやパーマ、落ち切れずに残ったスタイリング剤、ドライヤーの熱などでも髪のダメージが強くなります。

ストレス

 血流をコントロールしている自律神経をストレスが緊張させることで、血管が収縮し血流を悪くさせます。ストレスが原因の血行不良によって、毛母細胞に十分栄養が送れなくなって、毛髪の成長に悪影響を及ぼすことになるのです。その他にも、内臓機能の低下や不眠症、アドレナリンの過剰分泌など、いろんな不調をきたして、全身のエイジングにも悪影響を及ぼします。意識的にストレス発散を心掛けるには、スポーツや趣味を持つことが有効ですよ。

偏った栄養バランス

 毛髪の95%は18種類ものアミノ酸が結合して出来るケラチンというタンパク質から出来ていますが、ケラチンは年齢とともに減って行きます。でもこれは加齢だけでなく、たばこやアルコール、不規則な食生活も原因となります。ケラチンに限らず、栄養が不足したり偏ると、毛髪の成長が低下するので、バランスの良い食事は髪の成長に欠かせないものです。特に髪と頭皮の活性化には、ビタミンB群や亜鉛を日常の食事と共に、サプリメントとして補うことをお勧めします。

過剰なダイエット

 食事の量を極端に減らしたり、絶食などの急激な“間違ったダイエット”は、髪にはもちろん体のためにも良くありませんね。脳や心臓など、生命維持の上で重要度の高い臓器に優先的に栄養素が送られます。こうして髪に十分な栄養素が届かないと、ハリ・コシ・ツヤと言った髪質が悪くなるだけでなく、薄毛・抜け毛を引き起こします。ですから、無理な食事制限を避け、運動を取り入れながら健康的なダイエットに取り組みましょう。

たばこやアルコール

 たばこに含まれるニコチンは中枢神経に作用し、興奮物質のドーパミンを分泌させて気分を高揚させるので頭が覚醒し、ひと時の安息効果をもたらしてくれます。すると自律神経の中の交感神経の働きが活発になって、毛細血管が収縮して筋肉が緊張し、高揚感が高まります。この状態が頻繁に続くと血管収縮によって、頭皮への栄養不足が髪の毛の成長を妨げてしまいます。だから、たばこは薄毛・抜け毛の原因となるのです。
お酒を飲むことで、アルコールを分解する肝臓への負担が大きくなります。肝臓は血液中を流れる栄養素の調整なども行っているので、その肝臓が疲弊すると血中コレステロール値のバランスを崩してしまいます。肝臓の負担が増えることで、頭皮に行き渡る栄養や血液にも影響を受けるので、髪の成長に悪い影響を与えます。

紫外線によるダメージ

 お肌の紫外線対策には敏感な女性も、髪の毛を意識している方は少ないようです。でも、毛母細胞が紫外線のダメージを受けると、頭皮が日焼けや乾燥を起こして、抜け毛の原因となることは意外と知られていません。日差しが当たる頭頂部は、帽子や日傘などで頭皮を外出時の紫外線から守るようにしましょう。

【日焼けした髪】
大量の紫外線を浴びると、髪を作るたんぱく質が変形して、キューティクルが変色して剥がれ易くなります。
【日焼けした頭皮】
頭皮が日焼けすると、お肌と同じく乾燥や炎症を起こし易くなります。紫外線はエラスチンやコラーゲンと云った繊維を破壊するので、頭皮の弾力を低下させることになります。

ヘアケア製品によるダメージ
女性にとって欠かせない、パーマやカラーリング、ヘアアイロンなどは髪にとってはダメージを与え易いものですから、使い方や選び方に注意が必要です。

女性の薄毛の種類

びまん性脱毛症

 FAGAと呼ばれる女性男性型脱毛症は閉経が近づいた頃、あるいは閉経後に発症する薄毛の進行を云います。エストロゲンと云う女性ホルモンは毛髪の寿命を延ばし、成長を促す働きがあり、「みどりの黒髪」と形容される豊かで美しい髪があり、分泌の盛んな卵巣活動期の女性が薄毛に悩まされることは殆どありません。でも、卵巣活動が終息する閉経期になってエストロゲンの分泌が減少すると、微量に分泌されていた男性ホルモンの影響で、脱毛が多くなるのです。ですから、男性のAGAのように急速に脱毛が進行することはなく、加齢に伴って徐々に薄毛が目立つようになって、頭皮全体の髪のボリュームが減ってきます。このような女性特有の特徴から、「びまん性脱毛症」と呼ばれています。“びまん“とは聞き慣れない言葉ですが、”何かが全体的に広がる”と云うような意味で、ここでは頭皮全体に広がる事を指しています。一時的に若い女性にこの症状が見られた場合は、その原因の多くは過激なダイエットによるホルモンバランスの異常や栄養失調が考えられます。また、出産後の一時的に増える脱毛も、妊娠中は豊富に分泌されていたエストロゲンが、元に戻ることによって、ホルモンバランスが急激に変わったのが原因ですから、数ヶ月もすれば自然に回復します。FAGA治療には、男性用治療薬のフィナステリドやデュタステリドは使用できません。男性ホルモンに作用するこれらの薬は、男児を妊娠している女性にとっては、胎児の発育に重大な影響を及ぼします。頭皮の血行を促進するとしてよく知られるミノキシジルの外用薬も、女性使用に関しては濃度2%までの限定使用となっています。

症状

 40代に入って卵巣の活動が低下するとともに、次のような症状が出てきます。

  • 髪が細く、柔らかくなる。
  • 洗髪時などで抜け毛が増える。
  • 髪の立ち上がりが悪くなって、ヘアスタイリングが難しくなる。
  • 髪のボリュームが減って、ペシャンコに見える。
  • 髪の分け目の地肌が目立ってくる。
  • 頭頂部の地肌も目立ってくる。

原因

 原因としては、加齢によるホルモンの影響以外に、シャンプーやヘアカラーによる地肌のダメージ、間違ったヘアケア、日常生活でのストレス、生活習慣の乱れや偏った食生活なども影響してきます。特に若い女性に多い、過激なダイエットによる脱毛のケースも少なくありません。

治療

 びまん性脱毛症は40代から80代までの数十年に渡って少しずつ進行するので、早めに対策を始めて、根気よく対策を続けることが重要でしょう。また、若い女性に関しては、ダイエットやストレスによる一時的な脱毛が殆どですので、食生活の見直しや生活習慣の改善などで、ホルモンバランスを整えれば、閉経期のびまん性脱毛症より早い回復が可能です。
① 育毛剤による治療
 薬物療法としては、ホルモン療法とミノキシジルの塗り薬の使用があります。
ホルモン療法としては低用量ピルなどで、髪の寿命を延ばし成長させる女性ホルモンのエストロゲンを補給します。血管拡張作用があるミノキシジルを頭皮に塗って、毛根への血流を良くします。男性のAGA治療では最もポピュラーな治療薬ですが、女性の場合は、2%までの低濃度の限定使用が許されています。低濃度ミノキシジルの製品としては、大正製薬の「リアップリジェンヌ」、ジェネリック医薬品の「ツゲイン2」などがあります。

② ヘアケアの改善
 長年に渡るパーマやヘアカラーで毛髪や毛根にダメージを与え続けていると、びまん性脱毛症が発症しやすく、進行も早くなります。
・脱色するヘアカラーはヘアマニキュアに変えましょう。
・過度のシャンプー、皮脂を取りすぎる強いシャンプーの使用、頭皮の乾燥も脱毛の原因です。
・頭皮にダメージを与える強い紫外線を避けるために、日傘や帽子で頭部のUVケアに気を配りましょう。

③ 生活習慣の改善
・極端なダイエット、偏った食生活を避け、野菜不足、甘いものの食べ過ぎなどに注意して、バランスの良い食生活を心掛けてください。
・アルコールの飲み過ぎ、喫煙も脱毛に関わります。
・睡眠不足やストレスはホルモンバランスを崩して、脱毛を進行させます。
・ストレスを貯めないよう、規則正しい生活や適度な運動に心がけましょう

分娩後脱毛症

 出産後、一時的に髪が抜けることがあるものの多くが、分娩後脱毛症です。一般的に出産後6ヶ月から1年程度で自然に回復します。また、男性型脱毛症(AGA)と異なり、脱毛部分の境界がはっきりしないのが特徴です。

原因

 妊娠中、女性ホルモンの働きが活発になって、ヘアサイクル(毛周期)が一時的に変化して起こります。妊娠中はおなかの子どもにとっても大事なエストロゲン(卵胞ホルモンと呼ばれる排卵準備を行うホルモン)は、髪の健康を維持するのにも重要な仕事をしていました。ホルモンの働きが活発な時期はそれでも間に合っていたのですが、出産後は一気に休止期に入ってしまい、頭髪に栄養が行き渡らず、脱毛症状が出る方が多くなるのです。授乳を終えるころには自然回復しますが、そのスピードには個人差があります。中には回復まで長くかかったり、高齢出産で体力の回復が遅いと完治しない場合もあります。産後ストレスが重なって、抜け毛が止まらず円形脱毛症を併発する場合もあるので注意しましょう。

脂漏性脱毛症

 ホルモンバランスの異常などで過剰に皮脂が分泌されて、毛穴を塞ぎ、毛穴周辺に頭皮の常在菌が異常繁殖して、毛根が炎症を起こして脱毛する症状です。脂漏性脱毛症の方は脱毛症で悩む方全体の1%にも満たないものです。

原因

 一般的にホルモン作用が主な原因とされるのは脂漏性皮膚炎で、脂漏性脱毛症が酷くなると起こります。でも脂漏性脱毛症は栄養のバランスや過剰なストレスが大きな要素となっています。思春期の世代に比較的多く発症することからも、成長期の精神的不安定要素が引き金になっていることも否定できません。

対策

・頭皮の炎症と皮脂の過剰分泌が治まるまで、刺激の少ないシャンプーなどで丁寧に皮脂を取り除き、頭皮の常在菌のバランスを保ちましょう。

・ビタミンB群を含むほうれん草、魚介類、豆類、卵などを積極的に摂り、食物繊維を多く含むイモ類、海藻類、キノコ類などの野菜中心の食生活に切り替えて、脂肪分の多い肉類やナッツ類、スナック菓子などは避けましょう。

・刺激の強い、たばこ、アルコール、コーヒーや、辛味・塩味・甘味の強いものは、できれば避けた方がよいでしょう。

・ストレスをためないよう適度の運動と、ハイキングなどでリフレッシュすることも大切です。

・激しい痒みや痛みを伴う場合は、速やかに皮膚科の診断を受け、外用抗真菌剤や抗ヒスタミン剤の投与を受けます。どうしても必要な場合でも、ステロイド系薬剤(5段階強度で最も弱いWeakレベル、又はその一つ上のMildレベル)の処方に留めましょう。

牽引性脱毛症

 ポニーテールやお団子ヘアと云った髪をまとめる髪形を長く続けて、前髪の生え際や分け目の髪が徐々に薄くなってゆく脱毛症で、年齢に関係なく、小児にも起こります。

原因

・まとめ髪によって、髪の毛の固着力以上の強い力で引っ張られることで、毛包が委縮し、毛を作る細胞の働きが止まり、次第に新しい毛が生えなくなってきます。
・エクステは自毛に髪を付け足すため、髪や頭皮にかなりの負担をかけます。
・ヘアアイロンも、髪の毛を引っ張ります。
・乱暴なブラッシングも髪や頭皮の負担になります。

対策

・髪を短くする
・髪を結ぶときは緩めに結ぶ。
・髪を結ぶ時間を出来るだけ減らす。

円形脱毛症

 ある日突然、コインぐらいの大きさの脱毛巣を見つけ、自覚症状も前触れもなかっただけにショックは大きいものがありますね。進行が止めば、大抵自然に治りますが、重症の場合は脱毛巣が拡がったり、複数出来たりすることもあります。なりやすい体質もあり、折角改善しても再発することがあります。年代的には4分の1が15歳以下で発症し、全体的に小児に多く見られます。頭髪が全体的に抜けて薄くなる「びまん性脱毛症」と違って、一定の範囲に限って脱毛するのが、「円形脱毛症」です。

原因

 病気から体を守る免疫系が、本来攻撃対象とならないはずの自分自身を攻撃してしまう自己免疫疾患のせいです。細菌やウイルスなどの外敵から身を守るリンパ球(Th17系)が、敵と誤認して成長期の毛包(毛母細胞)を攻撃し、毛包が縮んで休止状態になってしまって起こると云われていますが、なぜそのような異常が起こるのかはまだ解明されていません。自己免疫反応を起こしやすい体質があるようですが、まれに甲状腺の病気や膠原病などの他の自己免疫疾患により発症するケースもあります。精神的ストレスが引き金になる場合もありますが、何のきっかけもなく発症することもあり、また、患者さんの20%が家族に円形脱毛症があると云われ、遺伝との関連性も考えられます。発症した患者さんの40%以上にアトピー性皮膚炎が見られ、ステロイド系の塗り薬が有効となっています。

対処法

① 精神的ストレスの面から
「十分な睡眠と休息」「規則正しい生活」「バランスの良い食事」などが、求められます。

② 飲み薬による治療
【抗アレルギー剤】【抗炎症作用のある薬】
初期症状や軽い場合は、グリチルリチン、セファランチンなどを服用します。
【ステロイド内服薬】
急激な進行の場合に施され、効果は高いですが、長期間の使用では糖尿病などの副作用を引き起こすので、服用は2・3ヶ月に留め、再服用はできません。また、小児には成長に障害が出ると云うことで、服用できません。

③ 塗り薬による治療
【炎症を抑える外用薬】
軽い症状に対し、、ステロイド、塩化カルプロニウムなどを患部に塗布します。

④ 皮膚科での治療
【ステロイド局所注射】
進行型の症状に対する治療法ですが、痛みを伴い、その上、注射した部分にしか発毛せず、その部分がへこむという副作用が起こることもあります。
【雪状炭酸圧抵療法】
進行型の症状に対する治療法で、免疫状態改善のため、患部に雪状のドライアイスを軽くあてて、刺激を与えると云う方法です。
【局所免疫療法】
近年、円形脱毛症の原因は自分の毛根を他人のものと誤って判断し、白血球のうちのリンパ球が自分の毛根を攻撃して抜け毛が起こる「自己免疫疾患説」が有力とも言われています。この説からSADBE(Squaric Acid Dibutylester)やDPCP(DiphenyCyopropenone)という試薬を脱毛部に塗り、患部表面に対し人工的にかぶれを起こして毛根を攻撃しているリンパ球を患部表面に集中させることで、毛根に対する攻撃を抑えられるといわれており、有効なら2、3ヶ月で発毛が見られ、現在では最も効果的な治療法のひとつとなっています。また、この治療法は世界的にも評価の高い方法で、ステロイド局注とともに日本皮膚科学会の円形脱毛症のガイドラインのBランクに推薦されています。有効率は60~90%とされており、全身的に重篤な副作用もなく、またSADBEには発癌性もありません。副作用としては、かゆみ・局所の赤み・腫れ・色素脱失・蕁麻疹・アトピーの悪化などですが、炎症が強すぎると全身に中毒疹やアナフィラキシーショックなどが起こる可能性もあります。

いかがでしたか、
薄毛や脱毛が気になったら、ひとりで悩んでストレスをため込まないよう、早めにAGAやFAGA専門治療クリニックに相談してみてください。

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