薄毛・ハゲ

正しいシャンプー選びと洗髪法で頭皮状況を改善する方法解説

シャンプー

AGA(男性型脱毛症)治療では頭皮環境を整えることが重要です。

一般的なAGA治療では、AGA頭髪治療専門クリニックの医師が、患者さんの頭皮環境を確認して、頭皮環境を整えるための治療も行っています。

健康的な髪の毛の育毛には、正常な頭皮環境が必要不可欠。AGA頭髪治療専門クリニックで投薬治療を行う際も、マイクロスコープなどの器具を使用して、定期的に頭皮環境を確認しながら慎重にAGA治療を進めます。

AGAを改善するためには、頭皮環境が髪の毛に及ぼす影響を理解する必要があります。そのうえで、自分の頭皮環境に適した治療を行うことが理想的ですね。

頭皮環境を整える方法は一般的に「生活習慣の改善」と「正しい洗髪」が挙げられます。

頭皮環境を整えるために市販の育毛シャンプーを使用している方も多いでしょう。

ここで注意しなければいけないことは、育毛シャンプー自体に育毛効果はないということです。

頭皮環境を整えるためには、自分の体質や頭皮環境に適した、正しいシャンプー選びが重要です。

そこで今回は、頭皮環境が髪の毛に与える影響と、正しいシャンプー選びのポイントをご紹介いたします。

頭皮環境が髪の毛に影響を及ぼす理由

シャンプー

AGAの治療には頭皮環境の改善が必要不可欠です。そのためには、現状の頭皮環境を確認する必要があります。 頭皮環境を調べる際は、AGA頭髪治療専門クリニックの医師による診察をおすすめします。鏡を見て、頭皮環境を自己判断することはとても危険です。 頭皮環境は髪の毛にどのような影響を及ぼすのでしょうか? 頭皮環境が髪の毛に及ぼす影響をご紹介いたします。

  • 頭皮に皮脂は必要!?
  • 頭皮の赤色はAGAの危険信号
  • 頭皮の柔らかさも重要です

頭皮に皮脂は必要!?

皆さんは「皮脂」と聞くと、あまりよくないイメージをお持ちではないでしょうか。実は、皮脂は頭皮環境と整えるために必要な成分なのです。

AGA頭髪治療専門クリニック

皮脂は、お肌に潤いを与え、雑菌などの侵入を防いでくれる役割があります。皮脂は頭皮環境を整えるため、必要な成分です。

しかし、皮脂の酸化や、皮脂の過剰分泌によって頭皮環境が悪化し、AGAにつながる危険性があります。 AGA頭髪治療専門クリニックで皮脂の状態も確認する必要があるでしょう。

頭皮の赤色はAGAの危険信号

頭皮の色もAGAの判断材料になります。以下に主な頭皮の色と、その状態を紹介します。

  • 青色
  • 白色
  • 黄色
  • 赤色

青色

頭皮の色が青色の場合は、頭皮環境が良好な状態です。血行も良く、毛根がしっかりと残っている場合が多いです。

白色

乾燥頭皮の色が白っぽい場合は、頭皮が乾燥している状態です。特に冬場は空気が乾燥しているので、肌が白くなりますよね。 頭皮が白い場合は、皮脂の分泌が少ない状態です。

黄色

頭皮の色が黄色の場合は、頭皮の皮脂が酸化している場合があります。血行も悪く、AGAになる危険性が高い状態と言えます。

赤色

頭皮が赤色の場合は、頭皮が炎症を起こしている場合が多いです。頭皮をマッサージして、一時的に血行が良くなり、赤くなる場合は特に問題ではないのですが、常に頭皮が赤色の場合はAGAになる危険性大です。

頭皮の色の説明をしてきましたが、最初にお伝えした通り、頭皮環境を自己判断することはおすすめできません。 鏡を見て「頭皮が青色だから大丈夫!」と思い込んでいると、目視では確認できないAGAの危険要素が発見できない場合もあります。参考程度に考えておいてください。

頭皮の柔らかさも重要です

頭皮頭皮の柔らかさもAGAになる要因のひとつです。頭皮が柔らかいほどAGAになるリスクは少ないでと言えます。 頭皮が柔らかい状態は頭皮の血行が良好な証拠です。血液が頭皮にきちんと循環していれば、毛母に安定的に栄養素が届きます。 頭皮が固くなる場合は主に以下の2種類が挙げられます。

  • 生活習慣の乱れによる血行不良
  • 加齢による新陳代謝の低下

人間は加齢と共に新陳代謝が低下し、その結果、頭皮が固くなる傾向にあります。加齢による新陳代謝の低下は自然な体の変化なので、神経質になる必要はありません。 問題は生活習慣の乱れによる血行不良です。睡眠不足や暴飲暴食、運動不足などの生活習慣の乱れが、血行不良を招き、頭皮が固くなる場合が多いです。 AGAの予防には、生活習慣を見直して、頭皮環境を改善する必要がありそうですね。 頭皮の柔らかさは、生まれつきの体質にもよるので、頭皮が固いからといって必ずしもAGAになるとは限りません。

頭皮環境を改善する方法は?

頭皮環境頭皮環境を改善する方法として主に以下の方法が挙げられます。

  • 適度な運動
  • バランスの良い食生活
  • 十分な睡眠をとる
  • 正しいシャンプー

生活習慣を改善することができれば、頭皮環境も改善することが可能です。しかし仕事柄、生活習慣が不規則で、食事や睡眠時間もバラバラな方も多いのではないでしょうか。 なかなか生活習慣を一度に改善することは難しいはず。そこで、今回はシャンプーに注目して、生活習慣の改善を考えてみましょう。 そこで、「正しいシャンプー選び」とAGA対策に効果的な「洗髪方法」をご紹介いたします。

ご注意! 「育毛シャンプー」に医学的根拠はありません

専門医最初に、皆さんにお伝えしなければいけないことがあります。市販の「育毛シャンプー」に育毛効果があるという医学的根拠はありません。 そもそも「育毛シャンプー」という名称のシャンプーは存在しません。シャンプーを販売しているメーカーが、製品の育毛効果を宣伝している場合があり、「育毛シャンプー」はそのような育毛効果があると広告されたシャンプーの「通称」です。 市販のシャンプーに育毛効果はないということです。

シャンプーだけでAGAは治療できません。AGAになる要素は人によって様々なので、根本的なAGAの治療をするためには「AGA頭髪治療専門クリニックの医師による治療」が必要です。 AGA頭髪治療専門クリニックで治療するのは面倒だから、安価な育毛シャンプーを使用している方が多く見受けられますが、AGA治療ではAGA頭髪治療専門クリニックに相談することが一番の近道です。 育毛シャンプーには医学的に育毛効果はありません。では一体育毛シャンプーにはどのような役割があるのでしょうか?

育毛シャンプーは頭皮改善シャンプー!?

市販の育毛シャンプーは育毛が目的ではありません。育毛シャンプーは他のシャンプーに比べて「比較的、頭皮に刺激を与えないシャンプー」と考えてよいでしょう(以下、育毛シャンプーは頭皮改善シャンプーと表記する)。 シャンプーは成分と役割によって以下の3種類に分類されます。

  • アルコール系シャンプー
  • 石鹸系シャンプー
  • アミノ酸系シャンプー

一般的なシャンプーはアルコール系シャンプーの場合が多く、頭皮改善シャンプーの多くは、アミノ酸系シャンプーです。石鹸系シャンプーはアルコール系シャンプーと育毛シャンプーの両方の性質を持ったシャンプーと考えてよいでしょう。 この3種類のシャンプーは、それぞれどのような効果があるのでしょうか?

アルコール系シャンプーの特徴

私たちが普段使用している一般的なシャンプーの多くは、アルコール系シャンプーです。

アルコール系シャンプー

皆さん、「合成界面活性剤」という言葉を聞いたことがあるでしょうか? 本来交わることのない成分を、汚れを洗浄するために合成したものを「界面活性剤」と呼びます。「合成界面活性剤」は、化学物質を合成した界面活性剤のことです。 合成界面活性剤の洗浄力はとても強いので、逆に、髪の毛の成長に最低限必要な皮脂なども取り去ってしまう危険性があります。

合成界面活性剤の代表として「ラウリル硫酸Na」と「ラウレス硫酸Na」などが挙げられます。 安価なシャンプーにはラウリル硫酸Naとラウレス硫酸Naが含まれている場合が多いです。 アルコール系シャンプーは髪の毛や頭皮の「洗浄」を主な目的としています。

石鹸系シャンプーの特徴

石鹸系シャンプーはアルコール系シャンプーよりも比較的刺激が少ないのが特徴です。天然由来成分を使用した製品が多いです。

アミノ酸系シャンプー(頭皮改善シャンプー)の特徴

アミノ酸系シャンプー

市販の頭皮改善シャンプーはアミノ酸系シャンプーが主流です。アミノ酸系シャンプーは石鹸系シャンプーよりも洗浄力が弱く、頭皮に与える刺激が他のシャンプーよりも比較的弱いのが特徴です。

3種類のシャンプーの違いは界面活性剤の割合で決められています。界面活性剤の割合が少ないアミノ酸系シャンプーが、比較的頭皮に与える刺激が少ないので、頭皮改善シャンプーとして販売されている場合が多いです。 シャンプー自体に育毛効果はないことを理解しなければなりませんね。

シャンプーを選ぶ基準はあるの?

いろいろな種類のシャンプーが販売されており、どれが自分の体質に適したシャンプーなのか判断が難しいところですね。 最近は、人間の肌の成分に近い「弱酸性」のシャンプーが販売されていますが、他の成分が体質に合わない場合があります。

一番安全なシャンプー選びは、AGA頭髪治療専門クリニックで体質などを調べてもらってから、医師のアドバイスをもとにシャンプーを選ぶことです。 特にアレルギー体質の方は、シャンプーを使用して体調が悪化する場合もあります。自身の体質を調べてもらってから、安全なシャンプーを使用するようにしましょう。

正しいシャンプーの方法

シャンプー02刺激が少ない頭皮改善シャンプーを使用しても、髪の毛の洗い方が間違っていたら、頭皮にダメージを与えてしまいますよね。 そこで、AGA対策にもなる正しい洗髪方法をご紹介しましょう。

  • 最初はブラシで汚れを落とす
  • ぬるま湯を使用しましょう
  • 頭皮改善シャンプーは泡立ててから使用する
  • 頭皮改善シャンプーは頭皮をマッサージするイメージで!
  • 頭皮改善シャンプーは入念に洗い流しましょう
  • 低温でドライヤーをかける
  • 過度の洗髪は逆効果!?

最初はブラシで汚れを落とす

洗髪する前に、ブラシでほこりなどの汚れを落としておきましょう。また、ブラッシングをすることで、髪の毛の絡まりがほどけて、シャンプーする際に指が髪の毛に引っかからないようになります。

ぬるま湯を使用しましょう

熱いお湯でシャンプーすると、髪の毛の成長に最低限必要な皮脂も、汚れと一緒に流されてしまう恐れがあります。洗髪する際はぬるま湯を使用するように心がけましょう

頭皮改善シャンプーは泡立ててから使用する

シャンプー

シャンプーを原液のまま使用すると、頭皮に刺激を与えてしまう場合があります。 頭皮改善シャンプーを使用する際は、最初に手のひらで泡立ててから、優しく頭にのせて洗髪することをおすすめします。

シャンプーは頭皮をマッサージするイメージで!

頭皮マッサージ

シャンプーは、指の腹使って、ゆっくりとマッサージをしながら洗髪しましょう。 頭皮に血液が循環するイメージでシャンプーをするとよいでしょう。 爪を使ってゴシゴシこすると頭皮にダメージを与えてしまうので、注意が必要です。

頭皮改善シャンプーは入念に洗い流しましょう

洗い流し頭皮改善シャンプーは洗い残しがあると、フケや痒みの原因になる場合があります。 頭皮改善シャンプーで洗髪する際は、入念にシャンプーを洗い流しましょう。

低温でドライヤーをかける

ドライヤー

シャンプーが終わった後は、ドライヤーでしっかり髪の毛を乾かしましょう。 濡れたままにすると、毛穴に雑菌が繁殖してしまい、頭皮環境が悪化する恐れがあります。 また、ドライヤーは低温設定で、髪の毛全体に風を当てるようにしてください。 髪の毛や頭皮に負担をかけないように、やさしくドライヤーをかけることが重要です。

過度の洗髪は逆効果!?

頭皮の衛生状態が気になり、1日に複数回洗髪すると、常に皮脂がなくなった状態になります。 皮脂が少ない状態が続くと、体が「皮脂を出さなければならない!」という信号を出して、皮脂を過剰分泌する体質になる危険性があります。 皮脂は汗と混じることで、皮膚をコーティングしてくれる役割があります。常に頭皮に適度な皮脂があることで、潤いのある毛髪の成長を補助してくれます。 過度な洗髪はAGAの進行を促すことになるので注意が必要ですね。

頭皮環境を整えてAGAを改善しましょう!

体質改善AGA(男性型脱毛症)の改善には頭皮環境を整える必要があります。そのためには、規則正しい生活習慣を身につけることが重要です。 また、体質に合わないシャンプーを使用することで、頭皮環境が悪化し、AGAの進行が早まる可能性があります。 頭皮環境を整えるためには、自分の体質に適したシャンプー選びと、正しい洗髪方法を身につけてください。 「育毛シャンプー」という言葉に惑わされず、正しいAGA治療を行うように心がけましょう!